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アシュランをやっている人って
どうしてハマっちゃうんだろう?
どうやって勧誘しているんだろう?
何がそうさせるのだろう?
という疑問を持っていました。
ひさしぶりに連絡が来た友人、仕事で知り合った知人、交際相手や配偶者……。
さまざまなタイミングでやってくる、アシュランの勧誘。なかには強引に契約を迫られたり、勧誘を断った途端にそっけない態度をとられたりと、嫌な思いをした人もいるかもしれません。
今回は、アシュラン勧誘の特徴について解説していきます。
目次
アシュランとは?
アシュランとは、MLM(マルチレベルマーケティング)
とも言われ商品の宣伝広告費用を使わずに、口コミのみで商品を紹介し、
販売者から消費者へ直接商品を流通させるビジネスモデルのことです。
- 一般企業=CMやテレビなどに莫大な広告費をかける
(その分、研究開発費が少ない) - MLM=広告にお金をかけずにクチコミで商品を流通させる
(その分、コスト削減され研究開発費が多い)
あなたは疎遠になっていた知り合いから、次のような話を持ちかけられたことはないでしょうか?
〇「自動で収入を得られるビジネスがある」
〇「権利収入に興味はないか」
〇「30代でセミリタイアしたすごい人がいる」
アシュランの勧誘員の特徴は、このような甘い言葉でターゲットを勧誘しますが、実際に儲けられる人はごく一部だったり、勧誘方法が厳しく法律で規制されていたりといった問題点もあります。
アシュラン勧誘員の特徴
アシュラン勧誘員の特徴を確認していきましょう。特徴を押さえておくことで勧誘される前に気づきやすくなるので、断るのが苦手な人は特にご確認ください。
素直
素直でまじめな人も多くいます。将来の不安についてまじめに考え、副収入を得る方法を模索しようと思うのは間違ったことではありません。
ただ、あまりに他人に対して疑いを抱かない場合はうまい話を真に受けてしまうこともあります。
夢、成功、ワクワク、ご縁、感謝、引き寄せ、権利収入といったワードをよく使う
アシュランの勧誘員は上記のような言葉をよく使います。もし多く当てはまるようであれば、近いうちに“成功者”や“すごい人”と言われている人を紹介されるかもしれません。
テンションが高い・明るい
不自然なほどポジティブな人が多くなっていますのが特徴です。
アシュランで成功できると盲信している限り、将来的なお金の不安を直視しないで済みます。
批判的な思考が働けば、法律を守りながら勧誘を続けるのが難しいことや、成功者はほんの1握りで大半の人が挫折していることにも気づく可能性があります。勧誘した人からすると都合が良くないでしょう。
以前と比較して、不自然なほどポジティブで無理をしている感じがある場合は警戒しておくと良いかもしれません。
お金を稼げる方法があるという、うまい話を持ちかけてくる
親しいわけでもない久しぶりに再開した人に対して、わざわざ儲けられる話を教えてあげること自体が不自然ではないでしょうか。
パーティーが大好き
バーベキュー、フットサル、飲み会、ホームパーティー、セミナーなどに行った写真をよくSNSに載せてはいないでしょうか?また、たくさん集まって集合写真のようなものを載せていますよね?
稼げる方法を教える姿勢で勧誘をしているので、稼いでいそうな演出をどこかですることで、説得力を出そうとしている場合があります。稼いでいるアピールをする目的ではなく、単純にイベント自体が好きなだけの場合もありますので注意してください。
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アシュランの勧誘の流れってどんなもの?
アシュランを勧誘されたことはあっても、する側がどんなことを考えて行動しているのかはなかなかわからないものです。
ここでは、勧誘する側の視点から、勧誘の流れについてご紹介します。
①勧誘できそうな人を見つける
勧誘するには、まず、話を聞いてくれる人を探す必要があります。
友人など、連絡先を知っている人に手当たり次第に連絡をいれていくほか、合コンや社会人サークル、新歓などのイベントに参加したり、婚活や趣味のサイトやSNSを使ったりして勧誘ターゲットを探すケースも一般的になりつつあります。
ネットで相手を探す場合にターゲットとなりがちなのは、
- 一人暮らしをはじめたばかりの学生や社会人
- 現状に不安や不満を抱いている人
- 人間関係がうまくいっておらず、孤立している人
など。
いろいろなコミュニティや個別にメッセージなどを通じて、「奨学金を返せるだろうか」「仕事がつらくて辞めたい」「貯金もなく、このままだと将来が不安」といった悩みを投稿している人に近づき、共感したり励ましたりするコメントを何度も送って距離を縮めていきます。
②会う約束をする
友人や知人、または見知らぬ人とある程度仲良くなってくると、
「一度お茶でもしませんか?」
といった言葉で、会う約束を取り付けます。
ここでアシュランに関する言葉を出すことはあまりなく、たとえばLINEなどを通じて、「みんなでイベントやるんだけど一緒に行かない? ほかにもいろんな人が参加するよ」と、パーティやバーベキュー、ゲーム大会などの写真を送り、興味を引くのも特徴の一つです。
相手が興味を持ったら、待ち合わせの場所と日時を決めていきます。
ドタキャンをされないよう、前日に再度日程の念押しを行うことも多いようです。
③待ち合わせ場所に行く
ファミリーレストランやカフェなどで待ち合わせ、会って話をします。
勧誘はひとりで行うこともあれば、上位会員を呼ぶこともあります。
上位会員とは、ある会員を勧誘した、いわゆる「親」にあたる会員のことで、経験の浅い会員と比べて勧誘に長けたベテラン。その応援を得ることで、より確実な勧誘を行う狙いです。
上位会員にとっても、自分の勧誘した下位会員が新規会員を獲得することにより、キャッシュバックを受け取れるといったメリットがあります。そのため、下位会員を熱心にフォローし、勧誘の成功率を上げようとするのです。
飲食店などで食事をする以外に、セミナーや勉強会、ホームパーティといった名目でターゲットを誘い出すこともあります。
セミナーや勉強会では、おもに上位会員が講師として登壇します。下位会員はターゲットの隣に座って一緒に話を聞き、逃げ出しづらい雰囲気を作ります。
ホームパーティの場合、主催者や家の所有者が上位会員であるパターンが一般的です。パーティの合間に上位会員が様々なマルチ商法の商品を実演してみせ、勧誘につなげていきます。
④雑談で希望と不安をあおる
食事やセミナーにしろ、行き着く先は勧誘です。
しかし、パーティや食事会の場合はいきなりビジネスを紹介するのではなく、まずはたわいのない雑談ベースで少しずつ興味を引いていくことが多いです。
そのときによく使われるキーワードの特徴には、「夢」と「不安」。
ターゲットの夢や理想を聞いて、不安をあおるのです。
「子供の将来のために、もっとお金が必要じゃない?」
「夢を叶えるためには、お金を稼がなきゃいけないよね」
「働き方を変えて、自由な時間を手に入れたくない?」
など、ターゲットの家庭状況や仕事内容に合わせて、それとなく「もっといい働きかた、稼ぎ方があるよ」という結論になるようトークを進めます。
よく使われるワードとしては、
- 権利収入
- 副業
- 不労所得
- 感謝
- 夢
- 成功
- ご縁
以上のようなものがあります。
上位会員が一緒にいるときは、「この人は本当にすごい人だから、話を聞いて損はないよ」など、上位会員の株を上げ、信頼できる人だと紹介します。「すごい人だ」と力説することで、「そこまで言うなら……」と思わせるためです。
⑤ビジネスの紹介と勧誘
相手が話にのってきたところで、本格的なビジネスの勧誘に入っていきます。
先ほどご紹介した「権利収入」「不労所得」といった言葉をちりばめながら、「楽して稼げる」というイメージを作りつつ、入会へと誘導していきます。
新規会員を獲得するための苦労や初期投資費用、在庫を抱えるリスクなどのマイナスな情報はあまり伝えず、また「夢のための初期投資」というように当必要なものとして説明します。「アシュラン」という言葉を避け、「MLM(マルチレベルマーケティング)」「ゲーミングアフィリエイト」などといった別の言葉でビジネスを紹介することもあります。
⑥クロージング
〇契約が成立した場合
相手が入会の意思を見せた場合は、ビジネスの概要を記載した「概要書面」を渡し、その後、より詳しい内容が書かれた「契約書面」を渡し、サインをさせます。
書面には、会社情報や扱う商品の内容、退会のルールといった内容を必ず書く必要があり、漏れや抜けがあった場合は、クーリング・オフ期限が過ぎても取り消すことができます。
〇断られた場合
「今、手持ちのお金がないから、入会金が払えない」「家族に相談しないと答えが出せない」などの理由で断られたときは、「クレジットカードローンでお金が借りられるよ」「決めるのは自分だよ」などと言って断る理由をつぶしていき、契約を促します。
一方で、「入る意思はない」とハッキリ断られた場合は、それ以上の勧誘をやめ、次のターゲット探しを始めることが多いです。
このような流れでみなさんを勧誘して契約につなげていきます。
まとめ
今回は、アシュランの勧誘の特徴をまとめました。
このような流れで話がきたら、アシュランの誘いかな?と思って対応していきましょう!
勧誘員は話し方について、何度も勉強会やセミナーで学んでいますので、気を付けてください!
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